モジュラーシンセ、ユーロラックの即興ベースミュージックまとめ

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quelltll初のユーロラックのモジュラーシンセによるセッション音源をリリースしました。
モジュラーシンセによるライブセットは数多くあると思いますがベースミュージックで導入している例は多くは無いと思います。
ソフトシンセも音楽制作には便利ですがライブとなると様々な事情でリアルタイム演奏の自由度が下がる点は音楽をやっていれば薄々感じてくることと思います。
そこでquelltllでも大々的にユーロラックを導入してソフトシンセを一切使用しない即興セッションを実験しています。

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刻々と変化するフレーズに音色の変化も追従させるにはモジュラーシンセがベストなチョイスだと思います。
ソフトシンセだとフィジカルに全てのパラメーターを動かしながらトラックを進行させていくには超多機能なMIDIコントローラーで割り当てても物理的な限界があります。
その点モジュラーシンセは即興的な表現を追求するには理想的です。

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普段はquelltllは作曲と非作曲の境界線にあるような技法を開拓すべく、音楽的データベースをこつこつ作ってシステマティックに楽曲を自動生成するような試みをしていますが
このセッションのシリーズは完全な即興です。
事前に作曲して仕込んでいるフレーズ、音色は一つもなく、すべてその場の感覚で即興演奏の音楽を構築しています。
これも西洋の伝統的な作曲法とは違った方法論で音楽を構築する道を探っている過程です。

ゆくゆくはこの自分たちによる演奏データ自体も蓄積して即興の解析→自動生成みたいなこともやっていこうと思っています。
コンピューター生成による音楽の探求と並行して、人間の奥底から引き出される内なる本能的な音楽性を引き出して、それを分析するというのもまたコンピューター生成の音楽の精度を上げる上で大切な作業だったりします。

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