このストラトのボディーは2ピースのアッシュですがピックアップはVanzandtのTrue Vintageに変えてあります。
Vanzandtのピックアップは以下のようなバリエーションがあります。
TRUE VINTAGE(5.8kΩ前後)¥20,000(税抜)
’54~’59年のメイプルストラトのカラッと乾いたサウンドを忠実に再現。
アッシュ・ボディとのマッチングにおいても耳に痛い高域を抑えながらも抜けの良さを実現。まさにストラト・サウンド。
VINTAGE PLUS(6.3kΩ前後)¥20,000(税抜)
60年代のヴィンテージ・ストラトのサウンドをモチーフにアレンジされた枯れたサウンドは材に左右されることなく輪郭がハッキリと出て、ミッドの倍音が心地良く響きます。
BLUES(6.8kΩ前後)¥20,000(税抜)
VINTAGE PLUSのサウンドをベースに、よりミッドレンジを強調させる事により粘りとパワーを持たせたモデル。名の通りBLUES系の音楽にベストマッチ。
ROCK(7.2kΩ前後)(税抜;¥20,000)
ラインナップの中で一番ハイゲインなROCKはVINTAGE PLUSをベースにターン数を増やし、ヴィンテージ・テイストそのままに出力をアップ。そのワイルドなサウンドはあのエリック・ジョンソンをも魅了。
http://www.taurus-jp.com/vanzandt/
vanzandtのtrue vintageを搭載したギターを使った楽曲はquelltllではスカルラッティのソナタK.517のリメイクがあります。
このピックアップは1954年にストラトキャスターが生産開始された時期の音を再現するような音色なのですが、これが典型的なヴィンテージストラトの音です。
芯がしっかりあって、フェンダー系アンプでチョーキングしたときの枯れた感じはこの時代のピックアップ独特のトーンです。
耳に痛くないハリのある高音弦の音にタイトな低音弦の音、カッティングで切れ味の良い3, 4弦の音。
ハーフトーン時の2,3弦では俗に言う鈴鳴り、ベルトーンが出ます。とにもかくにも、ストラトの長い歴史がありつつ54年という発表初年度のスペックが究極だと感じている人は少なく無いと思います。
エレキギター黎明期にFender社が当時の最先端の技術と労力を投入して発売した画期的電気楽器なので、熱のいれようも違うことが想像できます。
VanzandtのTrue Vintageははっきり言って、フェンダー純正の54年オールドレプリカピックアップよりも音はヴィンテージ感があると思います。
もちろん、VanzandtもFenderありきの商品なのですが、ピックアップというのは純正メーカーを凌駕するレプリカを生産することが可能なことは、Grining DogのPUを使ってみて感じたことでもあります。
http://greens.st.wakwak.ne.jp/904354/index.html
ここのアルニコIIIを使った50年代中期をイメージしたP90はギブソンのP90よりもオールド感が出てますし、アルニコの材質のこだわりは明らかに現行のギブソンカスタムショップ以上です。
アルビゲイル・イバラさんが言ってますが、フェンダー社にはピックアップに強い関心を持っているビルダーは現在彼女しかいないそうです。
となればどうしても製品開発だって、ピックアップしか作ってないようなブティックメーカーに負けてしまう可能性はあります。
特に2000年頃からレプリカピックアップは劇的にいいものが市場にあふれるようになったと思います。当時のスペックなどの情報もどんどんアクセスしやすくなっています。
時代を作った音なので、万人受けするピックアップだとは思いますが、ハムバッカーやフェンダーのテキサススペシャルなどのファットな音が好きな人は逆方向だと思った方がいいです。
このピックアップはファットな中音域は無く、枯れたジャキっとした音です。
でも決して細い音などではなく、ゴリゴリの芯があります。ピッキングのタッチの違いにもきちんと追従してくれます。
バスウッド等の安物ギターでもこのTrue Vintageを積めばかなりまともな音になる実験はしたことがあります。ボディーやネックがだめだから、ノーブランドだからと嘆く前にPUだけでも変えてみるといいと思います。それでもいい音にならなければそのギターはだめだったということで。ただし、安物ギターはチューニングが合わない、フレットのバリが痛いなど音色以前に物理的に弾きにくい要因は多々あると思います。
エレクトリックギターの音色を決める際には一番影響力が大きい部分がアンプ、次にピックアップ、その次にネック、ボディーになると思います。
そういえば以前evalaさんと、ギタリストは持ち込みのアンプでこだわってライブでの音作りをするのに、電子音楽になるとなぜPAのチューニングを他人任せにする人が多いのか、もっとこだわるべきだという話をしたことが今でも深く脳裏に刻まれています。
音の一番下流な部分はダイレクトに耳や心に作用する部分なので本当にシビアです。
話は脱線しましたが、一般的なイメージとしてはギター本体がほとんどの音色を司るものと考えられがちですが、実際試せば違うことがわかります。
マーシャルアンプはどのギターを突っ込んでも”あの音”になるのです。
メルツバウのようにコンピューターの出力を突っ込んでもです。
ギターを変えるよりアンプを変えたほうがよっぽど音が変わります。
音色の多様性を求めるなら、何本もギターを使い分けるより、何台もアンプを使い分けたほうがバリエーションが出せます。
ピックアップはその中間的ポジション。
アンプほど音は変わらないけど、ギターの違いよりも音の変化はわかりやすかったりします。
歪みかたの時点でピークが全然違うので。
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